「現代の名工」の職人技に感動 ~学芸員課程の特別講義「日本画の修復と取り扱い」~

今年も仙台市内の表具商「般若堂」のご主人・小林嵩氏が、博物館実習を履修中の3年生の前で素晴らしい技を見せてくださいました。小林氏は古書画の修復技術と現代絵画等の表装技法に優れた表具師として、厚生労働省から平成16年度「現代の名工」の表彰を受けた方です。当日は、中国から伝わった表具の歴史と種類、使用する材料などについて説明をうかがったあと、実際の作業のひとつ、作品本紙の裏打ち作業を見せていただきました。学生たちのだれもが初めて見る光景で、そのてさばきの見事さに深く感動した様子でした。