共同研究の報告会を開催しました[地域子ども学研究センター]

2022年3月15日(火)、2021年度の研究課題「子ども・若者の視点に立つ持続可能な地域コミュニティの構築:ローカル/グローバルな研究・実践活動の展開」の報告会を開催しました。

2021年度は、「就学前教育」「食育」「地域コミュニティ」「地域資源の活用」「音楽文化」「海外での学び」について、本学の教育実践事例を蓄積し、諸課題を検討しました。

  • 「就学前教育」では、研究課題「北欧スウェーデンの持続可能な就学前教育に関する研究」として、多言語環境の子どもたちをテーマに議論を深めました。
  • 「食育」では、研究課題「気仙沼地区における災害食の意識と課題について」として、今後の災害時の食支援の在り方を検討しました。
  • 「地域コミュニティ」では、研究課題「SDGsとまちづくり」として、女性、子ども、地域の視点から、北海道・東川町の実践事例、北欧フィンランドの視点について、ご報告いただきました。
  • 「地域資源の活用」では、「震災復興ツーリズム」として、仙台市東部荒浜地区の震災遺構「荒浜小学校」と集客交流施設、加えて、名取市閖上地区「かわまちテラス」への訪問を通して、震災復興ツーリズムの有効性と課題について、ご報告いただきました。
  • 「音楽文化」では、「作曲を通した地域音楽文化の醸成」として、未来の作曲家を育成する活動と、作曲ワークショップを開催し、音楽人材の育成のための実践について、ご報告いただきました。
  • 「海外での学び」では、「SDGsバーチャルキャンプの試行的な取り組み」として、東南アジアの歴史・多言語文化世界についての事前研修、3日間で東南アジア4カ国を結び、9つのテーマでのバーチャルキャンプの実施、研修の振り返りのための事後研修について、ご報告いただきました。

これらの活動を通して、(1)学生による地域のニーズ把握と支援の取り組み、(2)グローバル/ローカルをつなぐ、子ども・若者・女性プロジェクト、(3)子ども・若者の視点に立つまちづくり提言、といった本学が関わる地域連携活動のプラットフォームづくりに貢献できることを確認しました。

(文責・西浦和樹)