本学教育学部教育学科・足立智昭教授による寄稿が『教職研修2021年3月号』に掲載されました。
足立教授が執筆したテーマは、「追跡調査から見る、東日本大震災がもたらした子どもの心の課題」。原稿は、特集2「東日本大震災から10年、教育者として何を考え行動するか」に掲載されています。
東日本大震災から10年が経過する被災地では、子どもの心の問題は悪化を続けています。たとえば、文部科学省が公表した「児童生徒の問題行動調査」によれば、宮城県の1,000人当たりの不登校児童・生徒数は4年続けて全国最多となっています。また、全国的に小学校における暴力行為の急増が問題となっていますが、宮城県のデータは全国のそれをはるかに上回っています。足立教授は、震災直後から現在に至るまでの幼児期、学童期の子どものトラウマ反応(心的外傷への反応)とそれに関する相談内容等を整理し、教師が今なし得ることを提案しています。
ぜひご覧ください。
『教職研修2021年3月号』
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