2020年度 第1回公開研究会「NPO法人と市民によるコミュニティの再構築と安全・安心なまちづくり」(オンライン開催)を開催しました

2020年7月3日(金)地域子ども学研究センター主催 第一回オンライン公開研究会「NPO法人と市民によるコミュニティの再構築と安全・安心なまちづくり」を開催しました。

当日は末光学長を含め本学の教職員,学生,地域の方々など約20名の参加がありました。

研究ブランディング事業プロジェクトリーダーの天童教授による司会のもと,末光学長よりご挨拶いただいた後,はじめに地域子ども学研究センター運営代表の足立教授より本研究会の趣旨説明がなされました。

研究会では,特定非営利活動法人まちづくりスポット仙台ディレクターの岩間友希氏,事務局長の渡辺一馬氏よりコミュニティを繋げてきた活動を具体的にご紹介いただきました。

その後,ディスカッションの場が設けられ参加者による質問,意見が忌憚なく交わされました。

議論のなかでは,地域を活性化する際には,外部から参入してきた人たちがいかにして地域をつなげていくかが大事であること,コミュニティの問題に取り組む際には,問題そのものに取り組むことよりも周縁的なものから始めることが大事だということなどが述べられました。

 

「話を聞けば聞くほど,私も行動してみたいと思うようになりました」

「自分も動き出したくなるような聞いていてわくわくする,自分の可能性が広がるお話でした」という声や,「乳幼児期に親が地域とつながっていることは,小中学生になった子ども自身が地域とつながっていく土台となると感じています 親子の居場所づくりが子どもの居場所へもつながるのかもしれません」といった新たな気づきの場となった感想が多く寄せられました。

 

今回,ご協力いただきましたまちづくりスポット仙台の講師の皆様,またご参加いただきました皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■平成30年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業「東日本大震災を契機とする<地域子ども学>の構築-子どもの視点に立ったコミュニティ研究の拠点形成」とは

本事業では,被災地にある大学として地域復興を強く推奨してきた実績をもとに「学習支援」「食育」「子どもの居場所」を最重要課題とする<地域子ども学>を構築し,その知見をもって子どもの視点に立ったコミュニティ形成の拠点形成を目指すことを目標とし研究を進めています。

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■宮城学院女子大学 地域子ども学研究センターとは

<地域子ども学>は,子どもの視点,子どもの主体性を重視し,地域の担い手とともに「子どもの育ちを尊ぶ」まちづくり・コミュニティ形成を目指す学際的研究および実践学です。「地域子ども学研究センター」は、文部科学省の支援事業の一環として,また東日本大震災を契機として本学から新たに立ち上がった研究拠点であり,全国に先駆けた取り組みです。学術と教育実践の場としての本学の強みを最大限に生かし,新しいプロジェクトを共創する東北発フューチャー・センター(市民、学生、子ども、研究者、自治体関係者等が集う,未来志向の議論と共創の場)を目指します。