10月の講演会は、「創業２００周年～お客様第一、地域とともに～」と題し、株式会社藤崎　専務取締役　田中昌志様にご講演いただきました。

まず、田中専務より、藤崎の歴史についてのお話がありました。

藤崎は地元老舗百貨店として、まもなく２００周年を迎えます。「地域発展主義」「顧客第一主義」「創意実行主義」の３つを経営理念としています。藤崎では、お客様にとって、そして地域にとって、なくてはならない存在であることを目標とし、「親切一番店」という姿勢こそが、仙台市民に２００年愛され続ける理由のようです。

社員だけでなく、藤崎内で働く全員が、「おもてなしの始まりは笑顔」「コミュニケーションの始まりは元気な挨拶」という基本を忘れずに、「お客様をよく見ること」を心掛けているとのことです。雨の日にお客様に傘袋を手渡すサービスは、ご高齢のお客様の立場を考えたサービスです。
　
採用にあたっては、「相手の気持ちに共感でき、自分も表現できるコミュニケーション能力」、「企業もリードでき、多様な人をまとめていけるリーダーシップ」「お客様の求めるもの・ことを創造できる人材像」などを求めているそうです。

聴講した学生から、「消費者が心地よく利用できる裏側には、様々な企業努力があるのだと知った」「時代によって、お客様のニーズはどんどん変化していることがわかった。そのニーズに応えられるような仕事ができる社会人になりたい」という感想がありました。

次回の講演会は

人事院　東北事務局　第二課課長　佐々木泰則様
「公務員に求められる能力・資質」
11月28日（月）17：10～18：30
です。

ふだんは、なかなか伺えない貴重なお話が聞けるチャンスです。どうぞお見逃し無く！